「飯舘村の母ちゃんたち」第2作のサポーターになってください!
未曾有の大震災と原発事故に見舞われた福島のこの10年間に「復興」という文字があっても、現実はどうなのでしょうか?
私は、福島を訪問するたびに、ここに生きる方々、生きていかなければならない方々の尊厳が傷つけられていることを実感します。
第1作に登場された菅野榮子さんを監督と一緒に、2019年訪問する機会がありました。飯舘村に帰村をして、日常を取り戻そうとしている榮子さんから「人間は自然がなければ生きていけないね」の一言が今でも心に重く残っています。映画の中で自分らしさを保ってくれた畑はもうなく、その時は小さなプランターでの野菜作りをしていました。除染後の土は、野菜作りには全く適していないということでした。飯舘村の開墾から何代もかけて土壌を育ててきた自然の恵みが壊されたのです。
現在古居監督は、飯舘村の震災からの10年間を第2作目として準備しています。そこには、人と自然の共生と尊厳が描かれ、そしていつもの古居監督の特徴でもある人間力に焦点があてられると期待しています。
今を生きる私たち一人一人もまた、震災を風化させないように次世代に記録を残していかなければ、と改めて強く願っています。
第2作も1作目同様、皆様の募金により映画の完成実現を目指しています。是非一人でも多くの方のご理解とご支援をお願い申し上げます。
映画「飯舘村の母ちゃん」制作支援の会代表・岡戸良子